12月議会報告  香害について

2019年1月12日 07時30分 | カテゴリー: 活動報告

香りの害と書く香害は、国民生活センターでも相談のホットラインが開設されていますが、柔軟仕上げ剤などの使用が増えるとともに、苦情や健康障害が広がっています。そこで、地域で簡単な聞き取りのアンケート調査をしたところ、400枚近くの香りに困っているという回答がありました。そこで関係する各局に質問しました。

市内小中学校にお子さんが通う保護者の方から、アンケートをきっかけに多くのご意見が寄せられました。その中で多かったのは給食の時に使うかっぽう着やエプロン(以下エプロン)に付着している洗剤や柔軟仕上げ剤の匂いです。給食当番を1週間すると、家に持ち帰り、週末に洗ってアイロンをかけて次のお当番に渡すという学校が多いようです。そのため普段家で使っていない柔軟仕上げ剤などの香りがついたエプロンを付けて、ひどい場合は月曜日から体調を崩す事例もあるとのことでした。

そこで、中学校によっては、家庭にあるエプロンつまりマイエプロンを持ってくるという学校もあります。その一方で香りに弱いので自分のエプロンを持ってきたいと申し入れても受け入れられない場合もあるようです。学校での対応について聞きました。

また、小中学校にエアコンに設置され、暑さや寒さに関しては、快適な環境が整いましたが、締め切った室内では、様々は香りが混じりあい、香害を含む化学物質による害で一部の子どもにとって快適な環境となっていません。教室環境についても聞きました。

教育委員会からは、生徒が着用するエプロンは各学校では教育委員会が購入したエプロンを使っているが、一部の学校では家庭から自分のエプロンを持ってきている。家庭から持参したいという要望等については必要に応じて個々の事情に配慮した対応をしたい、教室環境については、熱交換型の換気機器を空調設備と合わせて使用し、窓開け換気も行っているとのことでした。積極的な換気を心がけ子どもたちの学習環境の維持を求めました。

次に、化学物質過敏症という視点から健康福祉局長に市民の健康という視点で質問しました。アンケートからは子どもだけでなく、成人の男性も含めてご意見が寄せられています。着香製品による健康障害について社会問題とされてきましたが、電車内、エレベーターなど化学物質にどこでも暴露してしまう状況について考えを聞きました。

化学物質過敏症については、病態や発症のメカニズム等未解明な部分も多いが、困難な状況に置かれたかたがいらっしゃるということを踏まえ相談などには対応しておいきたいとのことでした。

市民から様々な相談が寄せられる消費生活相談の最近の動向についても聞きました。経済労働局長からは、今年度はまだないが、2017年5件、2016年1件、2015年3件あったとのことでした。その内容は隣人の洗濯物の柔軟剤の匂いがきついというものが多く、管理組合などに掲示板などへの注意喚起を依頼してはどうかと助言したりしているとの答弁でしたが、注意喚起は、札幌市では公共施設などにはれるようにポスターを作っています。注意喚起についてその対策としてポスターの作製などについても聞きました。

柔軟仕上げ剤については国民生活センターでも情報提供をしているが、香りのマナーについては、ホームページや配布物、公共施設への配架など注意喚起に努めていきたいとのことでした。

今回のアンケートは、学校での対応、注意喚起や市民の健康ということでは、子どもを持つ親や若年世代にも共感をいただきました。川崎の未来を担う世代が健康で安心して暮らし続けることが出来る環境を求めています。啓発を含め対応を要望しました。