学習会「チェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺がんと福島第一原発事故による小児甲状腺被ばく」

2018年11月27日 16時37分 | カテゴリー: 活動報告

2018年11月25日学習会「チェルノブイリ原発事故後の小児甲状腺がんと福島第一原発事故による小児甲状腺被ばく」を開催しました。講師は「チェルノブイリ被害調査・救援」女性ネットワーク事務局長の吉田由布子さんです。

1986年4月26日ウクライナのチェルノブイリ原発で史上最悪の事故が発生、その放射能は北半球一帯に拡散し、農産物などへの汚染をもたらしました。当時0〜18だった子どもたちに甲状腺がんが急増し、唯一健康被害として因果関係が認められています。この時の旧ソ連政府は数十万人の甲状腺被爆量のスクリーニング検査を行っていますが、福島第一原発事故後の日本政府は福島県内3つの市町村で1080人の子どものスクリーニング検査を行っただけで打ち切っています。チェルノブイリを教訓とすれば予防のための安定ヨウ素の投与が行われるべきでしたが、国はしていません。子どもたちの被爆量も調べていません。積極的に調査を行わない国の態度は、福島第一原発事故をなかった物にしたいという思惑が見えています。今も原発周辺の自治体は、除染した土や落ち葉等をつめたフレコンバッグが積まれたままですし、原発からは処理の見通しの立たない汚染水が流出し続けています。事故は起こったのです、そして事故によりおおぜいの市民が被害を受けたのです。しかも収束のめどもたっていません。改めて原発によらない再生可能エネルギーへの転換を提案します。